支援ツール

「サポートブック・小学校就学前編」

小学校の就学前ケース会に合わせて、「サポートブック」を作りました。
診断を受けて幼稚園の年中組で入園するときに、簡単なとっちゃんのことをまとめたものから始まり、「サポートブック」を作るのは、今回で3回目でした。
さすがに3回目になると、少しは慣れてきました。
この「サポートブック・小学校就学前編」、ものすごく長いです。
良かったら、読んでみてください。


今回作った「サポートブック」は、

「発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール」

武藏博文・高畑庄蔵 著

発行:エンパワメント研究所
発売:筒井書房

と、発達障害者支援センターが毎年作ってくださっていた とっちゃんの「プロフィール」を参考にしながら書きました。

私が選んだ項目は、まず、とっちゃんのことを知ってもらうための項目

○身長・体重・血液型

○性格…広汎性発達障害の特徴がありつつも、良い意味で捉えられるよう書きました。

・性格…新しいことや、いつもと違うことは、とても苦手ですが、環境に慣れてくると、おもしろいことをして人を笑わせたりと明るい面があります。興味のあること、好きなことに対しては、集中して取り組めます。人が好きで、お友達と仲良くしたい気持ちを、たくさん持っています。

○好きなこと・興味があること

○嫌いなこと

○好きな食べ物

○嫌いな食べ物

これらは、話し好きなとっちゃんが、よく話すことで、コミュニケーションをとるときに役立つと思われるものと、食べることは基本ですから、学校では給食もあるので、食べることの好みも書きました。


次に、とっちゃんの広汎性発達障害の特徴と対処法


◎安心すること、安定すること

○いつもと同じこと、見通しがつくこと、予定がわかっていること。

○好きなことをしている時(お絵描き、簡単な工作、ブロックで遊ぶ、畑で野菜をみることなど)

○言葉での指示で伝わりますが、視覚支援があると、より伝わりやすく安心します。
(実物、写真、絵、文字による指示)

○自分を理解してもらっていること。

◎不安なこと、苦手なこと

○新しい場所、新しいこと、新しい生活パターン。環境が変わると慣れるまで不安になります。

☆対応→スケジュールを用いることで、不安が軽減します。見通しがつくだけで、かなり、お友達と同じように行動出来るようになります。

○いつもと違うこと(行事)や、人がたくさんいる場所は苦手です。

☆対応→スケジュールを用いて、見通しをつけます。自分でスケジュールを見て確認でき、スケジュールで見通しがつくことで安心して行事にも参加出来ます。

○何かに集中して取り組んでいる時は、終わり方に工夫がいる時があります。

☆対応→終わり方…時計の絵を描いて終わる時間を示す、紙がない場合は時計の長い針が例えば6の所にきたら終わりなど視覚的に予告した方がわかりやすいです。もしくは、、あらかじめ「あと○分ね。」とタイマーをかけて、タイマーがなったら終わりと、終わりの時間が来たことがわかりやすいようにすると、納得して終われます。

○曖昧な指示、一度に3つ以上の指示など、言葉中心の指示はわかりにくいです。
(最初の指示が抜けたり、真ん中が抜けたりします。わからないときには、同じ言葉を繰り返して言うことがあります。)

☆対応→明確で分かりやすい指示をします。指示がたくさんある時は、出来ていないことを後で再度指示するなど、指示をわけると、指示どおりに出来ます。また「○○してはダメ」という指示より、具体的に望ましい行動を指示する方が、早く指示通りに行動出来ます。(例:椅子から立ったらダメです。→ 椅子に座ります。)

○「痛み・寒さ・暑さ・かゆみ」などの感覚過敏があります。

☆対応→同じ年齢の子供達より少し大げさですが、少しずつ過敏さがなくなって来ています。痛みならバンソーコー、寒さなら防寒(手袋、長い靴下など)、かゆみは薬、などで対応すると落ち着きます。

○視線を合わせることが苦手です。

☆この障害を持つ人にとって視線を合わせることは、強い刺激になり、目を背けてしまいます。自己防衛の一つです。


それから忘れてはならないパニックの対処法


◎パニックについて

○現在、幼稚園でも、家庭でも慣れた環境にいるため、パニックになることはありません。
しかし、慣れない環境、新しい環境になると、パニックになることがあります。

○パニックの状態
 パニックになっても、暴れることはありません。○○(とっちゃん)のパニックは、その場に固まって泣いて、動けなくなり何も出来なくなってしまいます。

○原因① 強い不安を感じた時。

   ② 楽しくて興奮するゲームなど勝たないと気が済まなくなることがあります。

   ③ 感覚過敏の中でも寒さが一番苦手です。特に急に寒くなった時に固まって動かなくなることがあります。
   
   ④ お友達とけんかしたり、仲良く出来なかった時。


☆対応→パニックになった時は、パニックを起こした場所から離し静かな場所に行きます。落ち着くまで待ってから、本人の気持ちを肯定しながら、本人の気持ちを聞いてあげます。理由がわかれば、パニック回避に役立ちます。落ち着いてきたら、気持ちが切り替えられる言葉かけをします。次にするべき行動を示して次の行動に誘導します。

お友達とのトラブルの際は、本人が悪い時は、話して聞かせると「ごめんなさい。」と言うことが出来ます。


現在の状態として幼稚園での現在の様子の項目


○お友達との様子

○ルール、順番は守れているか?

○指示が通っているか?

○話をきちんと聞けるか?立ち歩いたりしていないか?

○トイレは決まった時間に、みんなと一緒に行けているか?

○給食の様子

○幼稚園で苦手なこと

○大好きなお友達に対して

○幼稚園の先生より…

これらの項目について幼稚園の面談の時に先生から聞き取りをして書きました。


最後にお願いと挨拶を書きました。

参考までに書きますね。


◎お願い

 ○○は(とっちゃん)、幼稚園の集団生活、家庭での同い年の○○(こぼちゃん)との関わりから、コミュニケーション面は、かなり良くなり、お友達と関われるようになってきました。

 人が好きなので、自分から積極的に話しかけたり、コミュニケーションを取ろうとします。しかし、隼生の持つ広汎性発達障害は、社会性の障害、コミュニケーションの障害があるとされています。時には、これらの障害から、上手くお友達と接することが出来ないこともあります。

 ○○は、お友達を一緒のクラスで勉強したいという想いがあります。それは、人と関わりたい仲良くしたいという、ごく普通の子供の気持ちです。情緒学級を希望していますが、希望が叶い、情緒学級に在籍しても、交流学級でお友達を関わりたいとう気持ちを伸ばしてあげたいと願っています。落ち着いて来たら、一人でも交流学級に行けるようになってくれたらと願っています。

 先生方もお忙しいと思いますが、毎日の日常から、○○とお友達との関わりを注意して見ていただけると、とても嬉しいです。お友達とのやり取りで、上手くいかないことがありましたら、連絡していただけると、家庭でも話して聞かせるなど、コミュニケーションの取り方を教える機会になりますので、どうかよろしくお願いします。


◎最後に…

 私達の息子、○○は(とっちゃん)、「広汎性発達障害」と診断を受けています。○○は一見、他の同年齢の子供達とあまり変わらないように見えます。しかし、時々起こるトラブルの中には、自閉症という障害からくる症状があり、障害の特性にあった対応が必要となります。ときには我がままに見えたり、怠けているように見えたりするかもしれません。しかし、やはり、○○の場合は、持って生まれた障害から起こっている場合がありますので、ご理解をしていただけると嬉しいです。

 ○○は新しい環境が、とても苦手です。新しい生活パターンになれるまで、普通の子供より、長い時間が必要です。今、出来ていることも、慣れるまで一時的に出来なくなることがあるかもしれません。けれども、今まで経験した2回の環境の変化に(幼稚園入園、自宅転居のための幼稚園の転園)、ゆっくりながら適応し、慣れてくるに従って理解力が上がり、前と同じ状態に戻って、そしてまた成長してきてくれました。

 私達は、○○の成長を信じています。小学校入学という大きな環境の変化ですが、きっと、環境に慣れて適応し、○○の持っている力を出せるようになると信じています。

 先生方には、ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、どうか、○○のことを暖かく見守って、ご指導していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

※注) ○○ …… とっちゃんの名前が入ります。


以上が、私が作った「サポートブック」です。
A4にして、6ページ。
少し長いかもしれませんが、しっかり目を通していただけました。

それから、この文章を見やすくするために、たけ父さんにエクセルで表形式にしてもらいました。
(たけ父さん、ありがとう!たけ父さんはパソコンが得意なので、とても助かります^^)

この「サポートブック」には、とっちゃんのことを理解してもらうために、とっちゃんが困ることについての対処法、現在の様子、お願いしたいことを書きました。
今回は、「こうすれば出来ます!」と前向きなものに仕上げたつもりです。
視点は、とっちゃんが先生に知っていて欲しいだろうなって思うことを書いたつもりです。
この「サポートブック」が、とっちゃんと小学校の先生方のコミュニケーションの助けになれば嬉しいです。


※今回からは、支援センターさんからの「プロフィール」に代えて、この「サポートブック」のみになりました。
間違った記述がないか、事前に、支援センターの相談員の方、心理士の先生、特別支援教育コーディネーターの先生、告知準備をしている最中だったので、主治医の先生に見てもらいOKをもらいました。


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運動会とスケジュール絵本

運動会の朝、とりあえず起きてすぐ、こぼちゃんの体をさわってみると…

熱は…なし!

ちゃんと熱を測るのは、こぼちゃんが起きてからにして、お弁当作り。
たけ父さんも、協力して、おにぎり作り。
(たけ父さん、いつもありがとう!)

空は…、今にも雨が降りそうな暗~い曇り空。
大丈夫かな?
今回は、延期はなし。なんとかもってくれ~~~と空に頼んで…。

こぼちゃんと とっちゃんを起こして、こぼちゃんの体温を測る。

36.8℃…こぼちゃん、一時復活っ!! 運動会に参加決定。
(なぜ、一時復活なのかは、また後で。)

こぼちゃんには、病院の先生に言われたとおり「かけっこと登り棒とリレーと鉄棒はお休みするんだよ。」とメモまで渡して話す。この時は「うん!わかった~!」なんて調子のいい返事をしていたこぼちゃんです。

さて、とっちゃんには、用意していた「運動会のスケジュール」を渡し、「不安になったら、これを見て頑張ってね。」とズボンのポケットに。

昨年の運動会のスケジュールはコチラ

今年の運動会のスケジュールはコチラ↓

Kc330165
スケジュールも進化してマス。今のとっちゃんは、この絵本型のスケジュールがお気に入り。




Kc330166_2 とっちゃんの出る競技には、ページの枠を蛍光ペンの黄色で塗ってあります。







Kc330167 運動会の総練習の時にスケッチして来た絵が役立ちました。






Kc330168 イメージの絵が描けないものは、文字で書いています。
開会式、閉会式など…








園児は準備があるので、早めに幼稚園に連れていかないといけない…ということなので
8時に幼稚園に送って行きました。
ここで、親は一旦 家に帰り、お弁当作りの続き…
(まだ、出来てないのかよ~~汗)

昨年は、まったく余裕がなくて、お弁当は、おにぎりを作ったのみで後はオードブルにしました。
けれど今年は、ちょっと余裕が出来たのか?作ることにしました。たけ父さんも手伝ってくれたし、私の母もおかずを2品提供してくれたし、生協のお助け商品も入れて、なんとか形になりました^^

それにしても、昨年は、運動会が始まるまで、ずっと手を握っていたとっちゃんが、この日は、独り立ち。
お友達と一緒に幼稚園で準備してます。すごいな~。成長したなぁ…
(昨年の運動会の様子は、コチラコチラコチラ

私達は、運動会が始まるころ…じゃなくて、運動会の始まりの鼓隊が始まったのと同時に、慌てて家を出て幼稚園に向かいました。(幼稚園まで歩いて5分です。)
鼓隊に何とか、たけ父さんが間に合い、幼稚園の玄関の方に回り道していた私は、鼓隊が通り過ぎて、後ろ姿が見れただけ…の時、到着。

でも、とっちゃん、親がいなくても、ちゃ~~んと鼓隊でピアニカを吹いてましたぁ!
良かった、良かった。
それから開会式、体操と進んで「かけっこ」

こぼちゃん、「かけっこ」は見学のはずが…
先生に「ぼく、走りたい!」と直談判して、ちゃっかり走りました。
親に言っても、ダメだとわかっているところが、スゴイです。
先生は、見学させてくださいって言ってある競技の前に、すべて確認に来てくださいました。(先生、ごめんなさい…汗。結局リレー以外全部出場!リレーは熱を測ったら37℃を超えていたので見学。)

「かけっこ」とっちゃんも、ちゃんと走ってました。
昨年は、走るまで私が側に付いていたのに、今年はちゃんとみんなと一緒に入退場していました。順番は……順番にこだわりが無くて良かったです。

次の年長さんの競技は、「登り棒」
少し前に、こぼちゃんが頑張って、登れるようになったと誇らしげに見せてくれた「登り棒」
当日は、3日間ずっと寝ていたのがたたって、こぼちゃんも途中まで登ったところで、お友達の手助けが来てしまい、お友達の助けを借りて登り切りました。ちょっと悔しそう…。
とっちゃんは、登り棒に張り付いたまま登れず、みんなに助けてもらって登りました。

その次は、じょんがら祭りの音楽とともに、踊りと組み体操のリズム。
なぁ~んと重いとっちゃんが上になっている所もありで、ハラハラ、ドキドキ。

などなど…

朝は、曇り空で今にも雨が降りそうだった天気も、途中晴れ間がのぞいたりしていい天気になりました。
午前中の競技が終了して、お昼休みのお弁当!
頑張って作ったお弁当は、なんか、やっぱり良かったです~^^
園庭で、家族4人で仲良く食べました。

そして、午後からは、年長さんの発表。
かんぽっくりで入場して、鉄棒で逆上がりをするというもの。
これも、ドクターストップが、かかっていたのに、こぼちゃん頑張ってやっちゃいました。
二人とも逆上がりは出来ないので、補助板で先生のお手伝いで、なんとかクリア。
お友達の中では、一人でくるんっと出来る子が何人もいて、感心しました。

そして、跳び箱の発表。
こぼちゃん、ちゃんとぴょんと飛び越せました。
出来て当たり前!の顔が誇らし気です。
とっちゃんは、よいしょっとばかりまたいで、ぴょん。笑いを誘ってました。

後は保護者と一緒にする団技をして、綱引き。
最後は、各チームから選手を出してのチーム対抗リレーと進み…
閉会式で無事終了です。

この間、とっちゃんは、全くパニックを起こすことなく、時々 園児席を覗くと、私が作ったスケジュールの絵本を開いて、自分で見通しをたててました。
すご~~い!!
昨年、夢に見た普通に運動会参加が、スケジュールの助けがあるとは言え、出来ました。
嬉しかったです~~。
後は、並ぶ順番をこぼちゃんの後ろにしてもらっていたので、何か不安になるとこぼちゃんにひっついてました。こぼちゃん、小さな保護者をしてくれていました。いつもありがとうね。

今年の運動会は、年長さんは全競技(20競技)のうち、なんと10競技に出場プラス鼓隊演奏というハードさ!
これをすべてこなしたご褒美は、金メダルでした。
ひとりひとり首にかけてもらって、とっても嬉しそうなとっちゃんとこぼちゃん。
帰っておじいちゃんとおばぁちゃんに自慢していました。

運動会には、6月までいた幼稚園の担任の先生も見に来てくださり、成長を喜んでいただきました。T先生と記念撮影をしてニッコリの二人。
嬉しかったね。

運動会が終わり、帰ってお風呂に入って休憩をしていると…なにやら、たけ父さんがゴソゴソ。お弁当の残りを食べてる~~~っ!
お弁当を食べてる たけ父さんを見つけた双子達。

「ずっる~~い!ぼくたちも食べる!!」とたけ父さんと3人で、お弁当を食べ始めました。とっちゃんとこぼちゃんが「お母さんも食べる?」…って、ねぇ。

「今、お弁当なんて食べてるの、きっとあなたたちだけだと思うよ。母さん疲れた…。」
と辞退して3人が食べているのを見てました。
ほんと、あなた達よく食べる……。

無事終了したはずの運動会。
復活したはずのこぼちゃんは、翌日の日曜日から、また頭痛と発熱…。
ねっ!だから、見学しとけば、良かったじゃないって大人は思うけど、頑張った想い出は何にも代え難いものかもしれません。
またもや2日間、寝込みました。
でもまあ今は元気になってるので、よしとしますか…

いろいろありましたが、楽しい運動会でした^^

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「がまんカード」(2)

新学期が始まって3日経ちました。
とっちゃんが夏休み前に、ほぼ毎日起こしてたお友達やこぼちゃんとのトラブルがなくなりました~。

「がまんカード」効いてます!!

しかも、朝、言いきかせなくても大丈夫。
担任の先生からも、「新学期が始まってから、お集まりの時の挨拶もお友達と出来るし、こぼちゃんの側じゃなくて、ちゃんと順番を守って並んでます。」と報告もあり。
やっとこさ、落ち着きました。

それにしても、幼稚園から帰ってきて「がまんカード」にマークをかいてもらえる…たった、これだけの“ご褒美”で深刻だったトラブルがなくなるのだから、不思議です。
え~~?本当に?って思っているでしょ?
でも、本当なんです。

とっちゃんは、今回に限らずこだわっていることから、ちょっと気を逸らしてあげると、とってもこだわっているように見えることでも、こだわらなくなったりします。
もちろん、ものすごくこだわっている時はダメだけど、「わかってはいるけど、やめられない」状態で惰性的にこだわってしまっている時に効きます。
本当にこだわっているか、ただこだわっている状態に陥り続けているか、で全然違います。
前の記事にも書きましたが、こだわっている時って、本人はとっても辛いです。
だから、なるべくその“こだわり”から解放してあげたい…。
こだわりがなくなることで、パニックが減っていく。
とっちゃんが安定する。とっちゃんが安定することで、こぼちゃんもより安定して二人が仲良く出来る。良いことずくめです。

今回は、「がまんカード」で上手く気が逸れて、こぼちゃんへのこだわりがなくなりました。
二人とも、元気に幼稚園に行ってくれる。ただそれだけなのですが、とっても嬉しい^^
これで、一息つけるかなぁ???

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お着替えマット

とっちゃんは、着替えが苦手でした。
現在は、支援ツールを用いてですが、上手く着替えが出来るようになりました。

この方法を採用するまでは、お風呂から出て、あっちこっちを裸のままウロウロしていました。ウロウロしながら目に入るおもちゃで遊び、母に怒られ怒られ着替えをしていまいた。
いい加減、怒るのも嫌になってきた私。
どうにか出来ないものかと着替えの手順を示すボードを作りました。
(とっちゃんの洋服の写真カードをボードに貼ったもの)
Kc330098

これがはまり、1週間は見事に着替えが出来るようになりました。
…が長くは続かず…(泣)

どうしたら上手に着替えが出来るようになるんだろう…
毎日怒りたくないな…
出来るようになってほしいリストのトップでした。

ある日
以前、着替えを上手くさせるには、着替えスペースを作ると良いと本で読んだことを思い出しました。
(たぶん『自閉症児のための絵で見る構造化  佐々木正美  学研』だったと思います。)

思い出しながら…
着替えスペースかぁ…今の狭い家じゃあ、どこで着替えても、おもちゃが見えるしなぁ
と思いながら、ピーンとひらめいたことが一つ。

着替えるスペース→なにかの枠のようなもの→バスマット?とかは??

ひらめくとすぐ実行したくなる私。
早速、お風呂から上がって帰ってくる部屋にバスマット(お着替えマットと命名)敷く準備です。
再び登場の着替えの手順を示すボードを、なるべくおもちゃが目に入らないところの壁に貼り、その側にお着替えマットを敷きました。準備完了!

お風呂から上がったとっちゃんを、お着替えマットに誘導して説明。

「とっちゃん、このマットの上で着替えてみようか。そうしたらウロウロしないでしょ。」というと意外と素直に
「うん、いいよ。」と とっちゃん。
パンツを選ばせ、用意しておいた肌着にズボン、トレーナーは自分で選び用意完了。

「ねぇ、タイマーをかけようか?どのくらいのスピードで着れば早く着られるか分かるでしょ。」(母)
「いいよ~。」(とっちゃん)
「じゃあ5分ね!」(母)

「よ~い、スタート!」(母)

なんと、あんなに着替えるのが遅かったとっちゃんがっ!
あっという間に着替えてしまったのです!!
母のもくろみ通り、バスマットの上を動かずに、おもちゃを手に取ることもなく、母に怒られることもなくですよ~~!!
(正確に言うと、しばらくはバスマットから出なかっただけで、バスマットの上をウロウロしてましたが、今は止まって着替えています。)

思わず小さくガッツポーズの母
くぅ~~~っ!!やったぁ~~~~~!!

それからというもの、この方法は見事、定着いたしました。
着替えも早くなり、母はうるさく言わなくていいし
とっちゃんは、怒られなくていいし、双方、幸せです。

あとは、タイマーをかけなくても、自分の感覚で早く着られるようになることと
お着替えマットをなくしてもウロウロしないで着替えられるようになることですが
急いでもしかたないので、当分この方法でいこうと思っています。

でも、ただのバスマットがこんなに有効だとは驚きました。
…ということは、とっちゃんは着替える場所を指定してあげないと、目についた刺激に行ってしまうということ。
これって自閉症の特徴ですよね…。
しかし、着替える場所を決めてあげると、着替えられる。
それなら、それで決めてあげるしか、ないです。
何はともあれ、まだ課題はあるにせよ、一時この問題は解決です。

とっても嬉しい母なのでした^^

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スケジュールカード

幼稚園の先生に渡したものです。

このスケジュールカードを持って側に付いていてくださった先生
から「スケジュールカードを見て、安心していましたね。」と
とっちゃんの様子を教えてもらいました。作ってよかったです。

Kc330014

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スケジュールノート

当日、母が持っていたノート型のスケジュールです。
Kc330013

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表情カード

○療育・支援♪

とっちゃんは、周りの人の感情に気付くのが苦手です。それは、特にマイナスの感情、「怒っている」「困っている」という感情の表情を読みとることが苦手のようで、毎日の生活で怒られることが多かったです。
例えば、少しの悪ふざけなら許されることも、度が過ぎれば怒られること、今しなくていいこと、余計なことをして怒られることが多く、こちらとしては、何度「やめなさい。」「○○します。」と次の行動を言っても、ふざけ続けるために、最後の手段として“大きな声で怒る”という行動をとってしまいます。
しかし、とっちゃんは、こちらが優しく言っているうちは、聞いてなくて、“大声で怒られて”初めて「怒られる」ことをした、と気付いている様子なので、
ある日、とっちゃんに
「とっちゃんは、いつもお母さんに、突然、怒られると思ってない?」
と聞いてみました。すると……
とっちゃんは、「うん、そうよ!!」という答え。
やっぱり、いつも「突然」怒られたと感じていたんだ。

母「じゃあ、いつも突然、大声で怒られて、何を怒られているか、わからなかった?」
とっちゃん「うん、そうっ!!」
母「そうか~、じゃあ、お母さんが怒っていることが分かるカード作ろうか?」
とっちゃん「うん!楽しみ♪楽しみ♪」
…ということで作ったのが、

表情カード
 種類:怒ったカード(赤)、困ったカード(青)、うれしいカード(黄色)
    悲しいカード(水色)

 色分けをしたカードに簡単な表情を書いたものです。

使い方は、まず、とっちゃんの行動に困っていたら「困ったカード」を見せる。
(ここで、とっちゃんの行動が、少しクールダウンすることがあります。)
そして、そのまま行動が続いて、行動をやめさせたい時に「怒ったカード」を見せると、「いや。」と言って止めることが、かなり出来るので、怒る回数は、ものすごく減りました。
この表情カードを作ったのが、今年の梅雨のころだったと思います。
とっちゃんは、このカードを、ものすごく気に入ってくれて、“お母さんの発明”と呼ぶくらいでした。

*また、とっちゃんは自分が怒った時にも「怒ったカード」を持ってきて、今ぼくは怒っていると言って自分の感情を伝えることにも使っていました。それまでは、ただうなり声をあげて不満を表すか、こぼちゃん相手だったら、感情を表現するより先に、手が出ていました。また「うれしいカード」は、とっちゃんに私が、うれしいと伝える時カードを見せると言葉だけよりもうれしそうな表情をしていました。

そして、「怒ったカード」「困ったカード」を見せなくても、「怒ったカード出すよ。」「困ったカードだよ。」でカードを見せなくても見せるのと同じ効果を得るようになり、

現在、「怒ったカード出すよ。」→ただの「怒ってます。」で通じるようになって来ました。
また、「怒ってます。」の前の「困ってます。」で、困った行動が止められる回数が増えて来ました。
「お母さんは、困ってます。」と言うと「あっ、そっか、やめとこ。」なんて言いながら困らせる行動を止めてくれたりします。
「お母さんが大きな声で怒ろうか?」と言って「3…2……1」とカウントダウンしていくと「あ~待ってぇ。」と、指示した行動をとってくれるようにもなってきました。
(とっちゃんは大きな声で怒られることがキライです。大きな声で怒られても、聴覚過敏がある とっちゃんは、何を言われているか分からず、うるさいだけなのです。)
ただし、まだ慣れた環境、慣れた人じゃないとダメかもしれないです。まだ、私くらいしかこの方法は、とってないので分かりません。家で確実に出来るようになれれば、幼稚園でも使ってもらえると、思うのですが…、もうちょっと、家で強化してみます。

今、これだけ分かってくれるだけで、すごく楽になりました。
ただの思いつきのヒラメキだったけど、良い方に発展していっています。

このカードを作ったころから、私と とっちゃんの親子関係が、少しずつ変わってきました。お父さんっ子のとっちゃんは、お父さんの言うことは比較的よく聞きました。でも、日中、私の言うことは、まるで聞いてはくれませんでした。しかたなく怒って毎日の生活の流れを作っていたのですが、とっちゃんにとっても、私にとっても苦痛でした。
診断が下りて、自閉症に対応した接し方をするようになり、ペアレントトレーニングを取り入れ、この表情カードの成功で私も、とっちゃんも、毎日が楽になって来ました。

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表情カード・怒ったカード

Kc330007

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表情カード・困ったカード

Kc330004

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表情カード・うれしいカード

Kc330005

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表情カード・かなしいカード

Kc330006

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