診断を受けて、一番辛かった時期に「なんとかしたい。」とペアレントトレーニングを始めました。参考にした本に一番最初に書かれているのは、「ほめる」ことでした。正直「ほめることなんてないよ~、どうすればいいの?」と思いましたが、ともかく「してほしい」行動に持っていくために、ほめることを捜してほめました。少々無理があっても、ぎこちなくても、ほめてほめてほめました。
具体的には、
・「してほしい」行動に対して、やろうとしていたら「ほめる」
・「してほしい」行動に対して、している最中に「ほめる」
・「してほしい」行動に対して、し終わった直後に「ほめる」
このいずれかの時に「ほめる」
・「してほしい」行動を指示するときに
「○○してくれたら、うれしいな。」と、こちらの気持ちを言う。
・「してほしい」行動をしてくれたら
「○○してくれて、ありがとう。」と、感謝の気持ちを言う。
これだけで、「してほしい」行動の定着率が違います。次からは言わなくてもしてくれることがあります。
すると、とっちゃんが変わって来ました。あんなに私の言うことなど聞かなかったとっちゃんが、ニコニコと指示に従ってくれるようになったのです。ほめればほめるほど、益々ニコニコ笑顔が増えました。
まさか、最初の「ほめる」ことをしただけで、こんなに違うなんて本当に驚きました。このペアレントトレーニングを始めるのと同時に、自閉症の特性にあうように とっちゃんへの接し方も変えていっていましたから相乗効果もあったのかもしれません。
それでも「自閉症の対応とほめること」をして、こんなに変わるということは、今までとっちゃんは「指示に従おうにも従えなかった。」ことが分かります。きっととっちゃんは私の指示していることが自閉症であるゆえに「分からなかった。」のだと思います。とっちゃんの発達障害のことを知らなかったとはいえ、とっちゃんにとっては、ずっと「分からない」世界で暮らしていたのです。
ペアレントトレーニングを取り入れてから、目に見えてとっちゃんは、安定してきました。そして「ほめる」ことが、とても大切なことであることがわかりました。とっちゃんは、ずっとほめてほしかったのかもしれません。今は、とっちゃんが何かほめられることをして、とっちゃんをほめると、嬉しそうにとてもいい笑顔になります。とっちゃんにも、こぼちゃんにも、ほめることを忘れないで子育てしていきたいです。
*読んで学べるADHDのペアレントトレーニング
-むずかしい子にやさしい子育て-
シンシア・ウィッタム
*この本には、「してほしい」行動を増やすために肯定的な注目(ほめること、励ますこと感謝することなど)を与える具体的な方法が書かれています。ほめることについて分かりやすく書いてあるります。また「してほしくない」行動を減らす方法(無視をする)、協力をひきだす方法、指示の出し方などが書いてあり、とても勉強になった本です。
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