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2007年9月20日 (木)

『心の理論』

~この記事は、まだ双子達が、夏休み中だったころ書いていた記事です。~

『心の理論』の課題で『サリーとアンの課題』と言う課題があります。
とっちゃんは、5歳になったころくらいに、いつもお世話になっている養護学校の先生に、この課題を出してもらいました。
とっちゃんの答えは、箱の中。見事に『心の理論』を獲得出来てない答えでした。

『サリーとアンの課題』と言うのは、
(1)これは、サリーです。サリーは、かごを持っています。

※サリーという女の子の絵とかごの絵が描かれています。

(2)これは、アンです。アンは箱を持っています。

※アンという女の子の絵と箱の絵が描かれています。

(3)サリーはビー玉を持っています。サリーは、ビー玉を自分のかごに入れました。

(4)サリーは散歩に出掛けました。

(5)アンは、サリーのビー玉をかごから取り出すと、自分の箱に入れました。

(6)さて、サリーが帰ってきました。サリーは自分のビー玉で遊びたいと思いました。
  サリーがビー玉を探すのは、どこでしょう?


…というものです。定型発達の子供は4歳ごろまでに、この『心の理論』を獲得すると言われています。
こぼちゃんには、とっちゃんが『サリーとアンの課題』をしてもらったあと、私が家でやってみました。答えは、かごの中。私が「本当に?」と誘導してみても「うん!そうだよ。もう、行っていい?」とサッサと遊びに戻って行きました。
どうやら、こぼちゃんは『心の理論』が獲得されているようです。

こぼちゃんが4歳くらいから、ぐんっ!と私達の言っていることや、周りのことを理解し相手の気持ちを察したような行動をし始めたのは、『心の理論』獲得が関係しているのかもしれません。

一方、とっちゃん。我が道を行くばかり…。相手のことを考えないような行動が目につきっぱなし…(泣)
それでも、幼稚園を転園するまでは、お友達とも遊べて、本人も落ち着いていて上手くいっていたので、あまり気になりませんでした。

それが、幼稚園を転園してから、順番を待てなかったり、守らなかったりといったお友達とのトラブルが頻繁にあって、特に不安からか、こぼちゃんの後ろに並びたいと言ってお友達とトラブルを起こすことが多く、夏休み前は、こぼちゃんが登園拒否寸前。
泣いてるとっちゃんも心配だけど、自分ではどうすることも出来ないと、「明日も、とっちゃんが泣いたらどうしよう…」と本気で心配していました。私達が、「こぼちゃんは、何もしなくていいよ。とっちゃんのことは、先生がなんとかしてくれるから、こぼちゃんは、こぼちゃんのことを考えていればいいよ。」と言うと「うん。」とホッとしたような顔をしていました。

私は、とっちゃんの母親であると同時に、こぼちゃんの母親です。
幼稚園に行くのも辛そうなこぼちゃんに、幼稚園でのストレスを吐き出し、こぼちゃんに突っかかっていくとっちゃんに、とてもイライラしていました。
そして、『心の理論』を獲得して、相手の気持ちを分かってくれるようになって欲しいと思うようになりました。
でも、それは、とっちゃんが自閉症であるかぎり、とても苦手とすること。
それでも、求めてしまう自分。

少し生活が落ち着いて来たので、勉強のために、また発達障害関係の本を読み始めました。
その中で、『心の理論』を支援するために…という文章に出会いました。

「順番に並ばないと、ほかのお客さんの迷惑になる」という原則を何度も教えるよりも、スーパーやコンビニで並び方を繰り返し練習するほうが子どもの負担が少なくてすむ場合がある…とあります。
子どもにこちらの心を読ませるのではなく、こちらが子ども一人ひとりのニーズや得意・苦手を読むことが大切です。
…と結んでありました。

※『よくわかる発達障害』Ⅴ広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)11心の理論(奥田健次)

そうか!
『心の理論』も支援すればいいのか!
なんだか、少し心が軽くなりました。
「相手の気持ちになって考えてみなさい!」って怒らずに、こぼちゃんを叩いたり、こづいたりしたときは、「こぼちゃんをもっと大事にしようね、優しくしようね。」「叩いたら痛いから、やめようね。」とゆっくり話してあげればいいんだ…。

実際、こぼちゃんを叩いたりしていたとっちゃんに「こぼちゃんをもっと大事にしようね。優しくしようね。」と言うと「分かった。ごめんなさい…。」って素直に聞いてくれました。それが「こぼちゃんの気持ちを考えなさい!痛いでしょ!」と怒ると、とっちゃんも怒ったままで、こちらの怒りがエスカレートするといったパターンだったような気がします。もしかしたら、相手の気持ちを考える…という訳のわからないことを言われ混乱していたのかもしれません。

本によると、
定型発達の子どもたちは、他の人の心の状態をほとんど無意識で直感的にとらえることができるけれど、自閉症の子どもたちは、意識的で努力を要する論理的な情報処理プロセスのようなのだそうです。

とっちゃんに、一方的に大人側の理論で、社会に出て、「相手の気持ちを分からないと困る」と心配してこちらの理想を押しつけるより、苦手なこととして、わかってあげる。
相手の心が読めないのなら、具体的に教えてあげる。それも支援なんだ…と気が付きました。
支援するということは、奥が深いです。
もっともっと勉強しなくては!


※参考文献:『よくわかる発達障害』Ⅴ広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)11心の理論(奥田健次)/ 『高機能自閉症 アスペルガー症候群入門』内山登紀夫・水野薫・吉田友子編

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コメント

はじめまして。幼児教育をしているものです。サリーとアンの課題について どうやって学習させていけばいいのか思案していたところで こちらのブログにたどりつきました。とても参考になりました。ありがとうございます。 

「サリーとアンの課題」は見たことはあったのですが、まだやったことがないです。
(私自身は読んでるうちにわけわかんなくなって、考えるより先に答えを見てしまった…)
「心の理論」というものだったのですね。
私も兄弟げんかなどを止めるときに、相手の気持ちを考えろ的なことを言っていたので、ゆうにはあんまり通じてなかったかもしれません。
言い方一つで子供の気持ちも変わるんですね。

なおみさんへ

コメントありがとうございます!
いつもお返事が遅くてごめんなさい。

毎日とっちゃんに接する中で、私が感じたこと、本を読んで得た情報などを記事にしました。
そんな私の記事が、参考になったとのこと、ありがとうございます。
また、時間があったら遊びにきてくださいね!

じぶさんへ

コメントありがとうございます!
いつもお返事が遅くてごめんなさい。

私も、兄弟げんかやお友達とのトラブルのときなど
話して聞かせているとき、「相手の気持ちを考えてみなさい。」と言ってもわかってなかったようで
「(相手は)痛いでしょ?」と言えば「痛くない。」
「(相手は)いやでしょ?」と言えば「いやじゃない。」
という言葉にイライラしていましたが
今思うと、たぶん、全部、自分が感じていたことを口に出していただけだったのかも?と思います。
具体的に相手の気持ちや状態(痛かったなど)を話してあげる方が、とっちゃんには分かりやすいみたいです。
本当に、子供って言い方ひとつで違うものですね…
日々勉強です^^

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