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2007年1月 9日 (火)

空いている場所

年末に、とっちゃんが幼稚園でお友達とトラブルを起こしました。
最近、“自閉症らしいことを言うことが多い”とっちゃんですが(“ついたてがほしい”“2回”参照)
このトラブルもまた、典型的なトラブルでした。
家での出来事は、笑い飛ばすことが出来るけど、幼稚園の出来事は、そういうわけにはいかなくて今でも心にひっかかっています。

冬休みまであと少しというある日。
いつも通りにお迎えに行くと、先生が、その日にあったお友達とのトラブルの話をしようとしました。すると、とっちゃんが興奮して怒り出しました。それで結局、先生からは、詳しい話が聞けませんでした。
先生も原因がつかめていないようで、とっちゃんに理由を聞いてくださいとのことでした。

うちに帰り、こぼちゃんと一緒に、とっちゃんからケンカしたときのことを聞いてみました。
まずは、こぼちゃんがとっちゃんに
「ねえ、なんで間に入って行ったと? 行きたいところが空いてなかったら、空いてるところに行くとよ。」(こぼちゃん)

「だってね、緑の線のところに(境界線らしい)、い~ぱい人がいて、空いてるところが分からんかったとよ。」(とっちゃん)

「え~、空いてるところが分からんかったと?」(こぼちゃん)
こぼちゃんが不思議そうに聞いていました。

とっちゃんが並び順でトラブルになったのは、今回が初めてではありません。
いつも、同じクラスのYくんの隣にとっちゃんが行きたがって、すでに隣にいたお友達とトラブルになるというパターンです。何回もこのパターンでケンカになっていて私も気になってはいました。

「とっちゃんは何でYくんの隣に行くの?」(母)

「だって、空いているところがなかったから。」(とっちゃん)

「だったら、空くまで待ってないといかんよね。」(母)
ここで、こぼちゃんに場所が空いてないことってあるの?っと聞くと、
こぼちゃんは「そんなことないけど。」との答え。

「だって分からんかったから、Yくんの隣に行ったと! そしてKくんが、『Yくんの隣に行きたいと?』って、ずってくれたと。それでボクは入れると思ったのに!!Mさんが、ずって、ずって来て、入れてくれんくてボクが怒ったとっ!!」(とっちゃん大興奮)

どうも、Yくんの隣に入ろうと、無理に割り込んでいったら、反対側のお友達(Kくん)がずってくれて入れそうだったのに、Yくんの隣にいたMさんもずってきて、入りたいところに入れなかった…ということらしいです。

これだけ見れば、無理矢理割り込んで行ったとっちゃんが全面的に悪いです。
でも、だからと言って「空いてない場所に無理矢理割り込んで行ったらいけない。」ということだけを話して聞かせるだけではダメのような気がして、
とっちゃんに
「Yくんじゃなくて、こぼちゃんのところに行ったら? こぼちゃんは双子の兄弟だし…ねえ、こぼちゃん。いいよね。」と言うと
こぼちゃんは「いいよ~。ぼくんとこに来ればいいよ。」と言ってくれました。
肝心のとっちゃんは…

「ダメだよ。だってこぼちゃんは、“赤団”だもん!」

このとっちゃんの発言を聞いて
「やっぱり、そう来たか!」と思いました。
このYくんの隣に入ろうと、無理に割り込んで行くトラブルは、運動会の練習が始まった頃から始まっていました。
Yくんは運動会の時に、とっちゃんの前に並んでいて、運動会の練習の頃からの並ぶ時の目標でした。運動会の練習の時から1ヶ月半くらいの、かなり長い時間Yくんの後ろに並んでいれば、とっちゃんは安心だったわけです。
それが、運動会が終わった後も、とっちゃんがどこに並んでいいか分からないときの心の拠り所になっていたようでした。

とっちゃんとこぼちゃんは運動会の時、赤団(こぼちゃん)、白団(とっちゃん)に別れていました。すでに2ヶ月も前に運動会は終わっているのに、それも分かっているはずなのに、ただ赤団と白団で別れていたことは残っていて、“こだわり”になってしまっていたのでした。

並び順が決まってない時(見通しがない不安な時)とっちゃんは、どこに入っていいか、自分では分からなくて、運動会の時にYくんの後ろに行っていたら安心だったことが、“こだわり”になりYくんを目指して行っていたのでしょう。
私も、とっちゃんがYくんの隣を目指して行くのは運動会の“こだわり”なのか、ただ本当にYくんが好きで隣に行きたがっていたのか判断が付きかねていたのですが、どうも運動会の“こだわり”だったみたいです。こういう判断が付きにくい時どう介入するか、とても悩みます。とりあえず今回は、かなりの回数のトラブルを起こしているので
とっちゃんには半分、無理矢理に、今までの“こだわり”(Yくんの隣)をこぼちゃんに変えるように言いました。そして、こぼちゃんに隣が空いていないときは、空いているところをとっちゃんに教えてあげて欲しいと頼むと「いいよ~。大丈夫。出来るよ!」と言ってくれました。

そして翌日。
こぼちゃんは、とっちゃんが困っているとき、「ここだよ~!」って呼んで教えてくれたそうです。先生に「しっかりしてますね。」と褒められ、ちょっと得意気です。とっちゃんは「ありがとう。」って嬉しそうでした。
その夜、とっちゃんが、「ねえ、こぼちゃんが病気でお休みの時はボクは、どこに行けばいいと?」と不安そうに聞きました。「その時は、先生にちゃんと話しておくから、先生のところに行って、どこに行ったらいいか聞いたらいいよ。」と言うと安心したように「わかった!」と頷きました。

みんなが意識せず出来る何でもないことが、とっちゃんにとっては難しくて不安で、どうしたらいいか分からない…。
その上、なんとか見つけた安心する“こだわり”が原因で、お友達とケンカまでしなくちゃいけないなんて。
なんか、やりきれなくて、落ち込みました。

とっちゃんの場合、ただ物事の善し悪しを教えていればいいわけではなくて、何に躓いているか、何に困っているか、トラブルの元を見きわめることが大切です。
“こだわる”ことで安心しますが、安心しているからといって、そのままにしておくと“こだわり”がトラブルやパニックに繋がることも多く、様子を見ながら、“こだわり”から解放してあげる必要があります。
とっちゃんのことをちゃんと見ていないと、躓きや困り感に寄り添えません。
小さな頃、何にでも手助けをしてあげていた時期とは違い、どこまでサポートして、どこから見守るべきか悩むところでもあります。
就学まで、あと1年。
とっちゃんの成長を期待しつつ、とっちゃんのサポートと見守ることを頑張りたいと思います。

とても長い記事になりました。読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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コメント

こんにちは。
うーん、すごくよくわかります。
成長すればするほど、困りごとも増えてきて、
親としては心配ですよね。
私も、4月から幼稚園に行かせることに決めたものの、だんだん心配な気持ちが大きくなってきて、毎日不安でしょうがありません。

でもとっちゃんは、今回一個対応策をクリアーできましたよね。すごいすごい。こぼちゃんの存在も大きいですね。

たけponさんのところからやってきました。
はじめまして???のさりぃです(^^♪

えっと~、ワタシの意見をいうと、とっちゃん、全然悪くないと思います。確かに困った行動ではあると思いますが、こういうことはやっぱり、周りがサポートすればいいのであり、一番鍵となるのは担任だと思います。こぼちゃんがいるから、何とか幼稚園生活も潤滑にいってるので、先生もこぼちゃんに甘えてる部分があるんじゃないのかなぁなんて、思っちゃいました。

普通の自閉ちゃんには献身的にわかってくれるきょうだいは同じクラスにはいません。親もサポートには限界があります。(その場にはいないので)いかに担任の力量が大事になってくるかだと思うんです。

とっちゃんが困ってるときには、やっぱり担任がすぐさま対処してあげるべきなんですよね・・・ちゃんとY君でもこぼちゃんの横でもいい、決まった場所にいけるように指定席を作ってあげて、いつでも安心させてあげる。コドモ任せにしてしまうのは一番いけないことです。(まだ5歳だもん)

通常こぼちゃんがいない、ということで設定して(もしかしたら、小学校では別のクラスにされてしまうかもしれないので)担任にもっと働いてもらっていいと思います。なぎさんはすんごいすんごい頑張っておられるといつもビックリしてますよ。

keikoさん、こんばんは。
こぼちゃんの存在、ほんとに大きいです。
母は、とてもありがたいです。
こぼちゃんは、こぼちゃんなりに、とっちゃんの苦手な部分を分かってくれて、私の頼みを「いや。」とは言わず、とっちゃんをサポートしてくれます。
こぼちゃんの負担にならないよう、ちゃんと様子を見ていなければと思っていますが、将来、親以外の良き理解者になってくれたら…嬉しいなぁと、つい思ってしまいます。

さりぃさん、初めまして。
主人から、さりぃさんのことは聞いているので、初めまして…という気がしないです^^
コメントありがとうございます。

さりぃさんのおっしゃっていることは、もっともだと思います。
ただ、今回のトラブルは、担任の先生も、とっちゃんが困っているとは、思ってなかったと思うのです。このトラブルの理由等、先生に説明したら、「『運動会のこだわり』だったのですね。」と驚いておられました。
「空いている場所がわからない。」とは、普通の子ばかりを見ていたら、分からないと思います。現に、こぼちゃんは理解していることだし…。
このトラブルがあってから、幼稚園の方も、トラブルの多かった(とっちゃんを含め、他のお子さんも。)給食時の席を決めて対応するようになったそうです。

確かに、小学校では別のクラスになる可能性は大なので、その対策はとっておかなければ…と私達も考えていますが、今は、こぼちゃんの側だと、安心して安定しているらしいので、年長さんに進級して、次は小学校に行くんだと自分達でイメージ出来るようになったら(イメージ出来るようにしむける?)、教えていこうと思っています。
今は双子という恵まれた環境を生かして、集団の中でのこぼちゃんを見て、真似をして、たくさんのことを吸収して欲しいと思っています。
もちろん、こぼちゃんの負担になってはいけないので、こぼちゃんが自然とサポート出来る範囲内のことですが…。
年長さんに進級したら、先生にも小学校に向けてのことを相談してみます。
アドバイスありがとうございました。

はじめまして。サーチからお邪魔しました。
広汎性発達障害の息子がいます。
やっぱり、理由がわからないこだわりでかんしゃくを起こすことが時々あります。
そういうとき、いつも私はおろおろしてしまうのですが、本人にはちゃんとした理由があるのですよね。
記事を読んで、なぎさんのように、じっくり話を聞いて、対処していけたらなぁと思いました。
それで周りの人にも理解してもらえたら、とても嬉しいですよね。

過去ログもゆっくり読ませていただきます!
年も近いので、とても参考になります。

なぎさん、こんばんは^^
すごくすごくわかります~
うちの子も必ずこのお友達の隣に並ぶ
っていう風に最初位置づけられてしまっていたので
(先生たちは良かれと思ってやってたんでしょうが…)
並び方が変わったり組み分けされたりして
離れてしまうとどうしていいのかわからなかったみたい…
そういう状態の時、どれだけ不安だっただろうか…
そう思うと、やりきれないですね
悪気があってやっているわけではないのに
お友達とトラブルになったり…
先生がその辺を理解してサポートしてくださると
いいんですけどね
「わざとやってるんじゃないんだよ」とか
「ちょっと間に入れてあげてね」とか
一言ほかの子に言ってくれると
トラブルを未然に防げるのにね…
うちも就学まであと1年です^^;
心配ばかりで不安ですが…
お互い頑張っていきましょうね♪

じぶさん、初めまして^^
ようこそ、おいでくださいました。
お返事、遅くなってごめんなさい。
息子さんのお年が近いのですね。お幾つなんですか?

この記事を読むと、子供の話をじっくり聞いてあげるお母さんのようですが…
いつも出来ているわけでもなくて、イライラしてる時は、つい怒ってしまうことがあります。(反省…)
周りに理解してもらうには、まず自分から…ということで、とっちゃんのことを理解するように努めています。

なかなか更新できませんが、お時間がある時に、良かったら遊びに来てみてくださいね^^

おかんさん、こんにちは^^
いつもコメントありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。

そうなんですか、おかんさんちもそうでしたか…
ほかのお子さんが当たり前に出来ることに対してのフォローって、きっと難しいんだろうと思いながら、気付いて欲しいって思っちゃいますよね。

<うちも就学まであと1年です^^;
<心配ばかりで不安ですが…
<お互い頑張っていきましょうね♪
本当に不安ばかりで…。就学まであと1年。これから就学相談等ありますね。おかんさんと情報交換等出来たら心強いです。よろしくお願いします。
お互い頑張っていきましょうね^^

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